● 年齢を言い訳にしない!細切れの時間を活用し、私でも一発合格できた!
沼津市 T.T 女性(61歳・パートタイマー・受験1回・本試験34点)
私が宅建の勉強をしてみようと思ったのは、昨年10月から3か月間、国による緊急中高年再就職向け訓練講座の中で、「民法・商法」を担当されていた久保先生の授業を受けたのがきっかけでした。
“宅建(たっけん)”という資格は前からよく聞いていたし、価値ある国家資格だということで、興味がわき、この機会にやるだけやってみようと決めました。
最初のうちは、教科書の厚さや内容を見て、『こんなにたくさんのものを理解できるのかな。』と心配でした。
しかし、先生のおっしゃるように、週1回の講義を受けたあと次回の講義までに、家で該当箇所の過去問題を解くよう心がけました。
仕事の都合で、講義をやむを得ず休んでしまった時には、ビデオを借りて自宅で見ましたが、やはり家での勉強は緊張感に欠け、だらけてしまい、私には向いていませんでした。ですから、よほどの事情がない限り、週1回の講義には出席するようにしました。
また、講義のたびに先生が指摘される、「この単元ではここがポイントになる。」とか、「この時期にはこういう勉強法がいい。」という、ご自身の体験を踏まえた情報は、受験生にとって誠に貴重であり、また、同じ志(こころざし)をもった仲間に会えることは独学では得られない価値ある体験でした。
先生が紹介された「板書宅建」のはしがきにも、「問題を解く数に比例して合格率が高くなる」、「1度解いた問題を2度も3度も解くと効果がある」とありました。自分には根気がないし、『今度こそ覚えたから大丈夫。』と思っていても、次の時には忘れる記憶力の悪さを何度も痛感していましたので、これらの言葉を目標にして頑張ろうと思いました。
集中力がなくなり、だらだらしてきたら思い切ってやめてしまい、細切れの時間を活用して、1問でもいいから解いてみようとやってみました。怠け出した時には、『自分には来年はないんだ。今なら間に合うから頑張れ!』と、自分を励ましていました。
試験が終わってほっとしました。来年に持ち越した宿題はないんだという感じです。
いつもエネルギッシュに講義をされる久保先生のもと、他の受験生の方々と一緒に勉強できたからこそ合格できたのだと感謝しております。ありがとうございました。
【講師からのコメント】
女性であるTさんには誠に失礼ですが、この年齢になってなお、高い目標を設定し、それをクリアするために努力された、その姿勢にまず敬意を表します。
Tさんの勝因は、(1)私や他の合格者の学習法から素直に学び取る、(2)よほどのことがない限り講義に出席する〜つまり休まない、(3)愚直なほどに過去問を解く、
ことに集約されるのではないでしょうか。
このような姿勢の方が、1年間『今年、合格するんだ』という強い気持ちを維持できれば、合格しないはずがない、と私は思います。学ぶべきところが多い方です。